NASDAQ(ナスダック)は、アメリカ・ニューヨークに拠点を置く世界有数の株式市場で、特にハイテク企業や成長企業が多く上場していることで知られています。例えば、Google、Apple、Amazon、Microsoftなど、世界的なIT企業が上場しています。
日本企業がNASDAQへ上場するケースが増えてきていますが、日本の株式市場ではなく、NASDAQへ上場する理由としては、
① 世界最大の資本市場で資金調達できる
② グローバルな信用力・ブランド力の向上
③ 米国市場での事業拡大
④ EXIT戦略としての活用
⑤ 日本市場では得にくい評価を受けやすい
などがあげられます。さらに、日本での株式上場よりも比較的短期間での上場が可能であるため、その点も理由の一つとして考えられます。
NASDAQ上場のためには日本の株式市場で上場するのと同じようにクリアすべき基準や遵守すべきルールなどがあります。例えば、
- 英語での財務報告義務(US GAAPやIFRS対応)と財務諸表への監査対応
- 内部統制(SOX法)への対応
- SEC(米国証券取引委員会)の対応準備(S-1/F-1作成など)
- 厳格な開示義務とIR活動
などがございます。
この中で、NASDAQ上場準備の際に財務諸表への監査を監査法人により受けることになりますが、多くの会社でこれまで監査を受けたことがないことから、監査法人による膨大な資料の請求、監査への質問対応、英語による監査法人への対応や資料の作成など、相当な時間とエネルギーを費やすことが少なくありません。
弊所では米国現地での米国企業への監査経験を有する公認会計士がこのようなNASDAQ上場に向けた監査対応を支援しております。お気軽にお問い合わせください。