ご無沙汰しております。もうそろそろ梅雨明けでしょうか。これ以上暑くならないことを祈るばかりです。 さて、これまで海外事業監査について色々とコラムを書いてきました。ここでは海外事業の内部統制監査について説明します。 海外事業監査と聞くと監査法人・公認会計士による財務諸表監査の一環としての監査、監査役による海外監査、内部監査部による海外拠点の監査、あたりが一般的に思い浮かべるものと思います。“内部統制”という視点で法律的側面から2つ、海外事業監査を誰が行うかについて解説します。...
管理者
アメリカ勤務時代の話・会計士編
みなさん、こんにちは。 めっきり熱くなってきましたが、お元気にお過ごしでしょうか。...
迫るプライム上場企業への日英同時開示!
今年の冬に東京証券取引所(以下、「東証」)から、プライム市場の上場企業に対して、「決算情報」や「適時開示情報」の日本語と英語の同時開示を2025年4月から義務付けることについて発表がありました。...
海外事業監査するのに基準はあるのか?
さて今回のお題は“海外事業監査をするのに基準はあるのか?です。 内部監査そしてここでは監査役監査も含めると考えます。このタイプの監査をするに際に重要な基準(法律も含める)となるものとして“会計基準”、“監査役監査基準”、そして“会社法”があげられる。...
外資系企業における会計士監査の特有論点
ご無沙汰しております。ここ2,3日はぐっと暑くなってきました。 さて、今回のお題は「外資系企業における会計士監査の特有論点」です。外資系企業といっても今回は前回ご紹介した「リファーラル監査」における特有論点をご紹介します。外資系企業のリファーラル監査となると業界全体ではかなりニッチな分野になりますが、あまり世間に知られていないことで市販されている本もないですし、リファーラル監査の対応や考えに悩まれる経理関係の方もおられると思います。...
外資系企業の会計監査について
世間はゴールデンウイーク真っ只中ですね。多くの方が楽しい日々を過ごせるのも、それぞれの場所でお仕事をされている方がいるおかげでもあります。感謝です。 さて今回のお題は「外資系企業の会計監査について」です。...
海外監査、どうやるの?
さて今回のお題は“海外事業監査どうやるの?”です。 海外事業への監査を行うにあたり、監査役による監査でも内部監査部門による監査でも海外事業に関してグループ全体としてどうやって内部統制システム体制を敷いているか理解する必要があります。 大きく分けて3つの体制があります。 【中央集権型】【子会社分散型】【地方分権型(折衷型)】 それぞれ説明します。 【中央集権型】・・親会社内部監査部が、海外の全拠点を監査する...
海外事業監査の実態!?
さて、今回のお題は“海外事業監査の実態!?”です。 これまで海外事業監査の意義や必要性をコラムで記載しましたが、現状どうでしょうか。少し古いデータですが、平成24年に日本監査役協会から海外監査の実態調査アンケートが公表されています。...
海外子会社を監査する根拠?
早いもので、2024年はもう4月半ばです。ここ2~3か月ほどはHP経由でのお問い合わせを多く頂くようになっております(理由は分からないですが。。)。感謝申し上げます。 今回のお題は“海外子会社を監査する根拠?”です。前回のコラムでは海外事業への監査の意義と必要性について熱く語りました。でも、被監査側に“え、あなた監査する法律的根拠ってあるの?うち忙しいから(一生)来ないでね!”なんて言われかねません。...
海外事業監査の意義・必要性
さて、そもそものところ海外拠点への監査をする意義・必要性って何でしょうか。 “リスクあるところ監査あり”とよく言われたものです。海外子会社となると日本親会社とは別法人が運営し、また、現地の法令、社会情勢、国民性や文化の違いからリスクがより大きくなり、国内事業よりしっかり監査を行う意義があります。特にたまにちらほらニュースで聞く海外子会社の会計不正なんかは日本親会社と海外子会社の経営層が関与しており、影響も莫大です。...